ルネサス、台湾・力晶と合弁でDRAM設計会社を設立

 ルネサステクノロジは15日、台湾の力晶半導体と合弁でDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の設計会社を設立すると発表した。ルネサスは自社のシステムLSI(大規模集積回路)に組み込む専用DRAMを内製してきたが、微細加工に対応できなくなったため力晶と協力する。

 2月に合弁会社ヴァンテル(東京・港)を設立する。資本金は3億6000万円でルネサスが35%、力晶が65%を出資する。社長にはルネサスの森茂メモリ事業部長(47)が就任、両社から技術者約30人が出向する。