ルネサス、携帯向けLSIを年産5000万個体制に・08年メド

http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=2006030107312fa
ルネサステクノロジは1日、第3世代携帯電話向けの中核LSI(大規模集積回路)事業の強化策を発表した。NTTドコモなどと共同開発しているLSIを核に海外向け市場を開拓し、2005年度見通しで約1300万個の生産個数を08年度には4倍弱の年5000万個に増やしたい考えだ。
 携帯のカメラやゲーム機能などを制御するアプリケーションプロセッサー「SHモバイル」を基に事業を拡大する。ルネサスは00年度に同事業を開始。今年4―6月期にはアプリケーションプロセッサーに、通話や通信などを制御するベースバンドLSIを統合した「SHモバイルGシリーズ」の量産を始める。
 SHモバイルGシリーズはドコモと共同開発したLSIで、富士通三菱電機、シャープが今夏に発売する新機種への搭載が決まっている。ドコモの第3世代の通信規格「W―CDMA」のほか、欧州で普及している「GSM」などの規格に対応している。
[3月2日/日経産業新聞]