TI Lowe氏、「アナログ事業では長期的な視野が重要」

Texas Instruments(TI) 上級副社長のGregg Lowe氏は5月18日、アナログ事業には長期的な視野を持って取り組んでいくとの考えを語った。TIは、高性能アナログICとミクストシグナルをアナログIC事業の2本柱に据えている。2005年度はアナログ市場が横ばいの中、売上高で約8億ドルを達成、シェアを8%から12%へ拡大させた。アナログICはDSPなどに比べ、技術者の技能に拠るところが大きく、設計に合わせた製造プロセスのカスタム化が必要となる。そのため、製造されたチップはコピーが難しく、参入障壁も高いため、高い利益率を確保できる。Lowe氏によれば、「アナログICは長期的な視野で考えれば、多少設計開発に時間を取られても十分な利益が見込める事業」という。
詳細は Electronic Journal 2006年6月号