電子ジャーナルから

半導体】フリースケール 佐藤氏、「2007年以降にFlexRay搭載量産車が登場」
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン 技術担当マネージャ 佐藤道夫氏は9月28日、弊誌主催の第112回Technical Symposium「車載用通信・ネットワーク技術徹底検証」において、FlexRayの最新動向を語った。FlexRayプロトコル仕様Version2.1が6月に公開され、2005年度末にはテストグループによるコンフォーマンス・テストが作成される予定。これに向け、FreescaleはFlexRayのC-リファレンスモデルを提供する他、Version 2.1準拠の2製品をサンプル供給する。2007〜2008年にはVersion1.9準拠のFlexRay搭載量産車が登場し、2009年以降にはVersion 2.1準拠の量産車が続く見込みという。(吉田浩)

半導体】シーエスアール 富永氏、「Bluetoothが車載アプリの幅を拡大」
また、シーエスアール ジェネラルマネージャー 富永創樹氏は、同シンポジウムにおいて、車載用Bluetoothの展望について語った。同氏は、Bluetoothは周波数ホッピング技術により堅牢な接続が実現できることなどから、車載としての使用環境に十分に耐え得るとした。従来、純正品でしか得られなかった機能を、Bluetooth搭載のコンシューマー製品を車内に持ち込むことで、容易に実現できるのが利点という。具体的には、ハンズフリーによる携帯電話の使用、オーディオ接続、車内LAN接続などを例に挙げ、今後のさらなる普及拡大に期待を述べた。(吉田浩)