ADI日本法人 馬渡氏、「5年以内に国内売上10億ドル目指す」

米Analog Devices(ADI)日本法人であるアナログ・デバイセズ 社長の馬渡修氏は2
月5日、2009年度事業方針説明会において、5年以内に国内売上目標10億ドルを達成す
ると発表した。このうち、代理店経由の売上を6億ドル規模とする考え。そのため、
民生機器/自動車/産業・計測機器/ヘルスケア/通信インフラの戦略分野別、および産
業・計測・工業機器の国内中小メーカー向けに、それぞれ専任の技術サポート部隊を
新設する。同時に、全社で最近5年の年平均成長率10%の伸びを示しているヘルスケ
ア向けの強化を目的に、CTスキャナ向け24ビット電流/デジタルコンバータ
「ADAS1128」の量産開始を発表。最大20KSPSの同時サンプリングが可能な128個のデー
タコンバータチャネルを備え、増加するCTスキャナのスライス数に対応する。パッケー
ジは10mm角ミニBGAで、250個受注時の価格は192ドル。(池田敦)