ルネサスがR&Dの指針を発表

 ルネサス テクノロジは,2008年10月22日に東京で報道機関向けに,R&Dの指針について発表した。発表者は同社の取締役製品技術本部長の中屋雅夫氏である。その骨子は,設計力の強化によって,開発効率を上げ,付加価値の高い製品を提供することだった。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081022/159941/

ルネサス海外拠点 設計要員、倍増の2000人
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200810230094a.nwc

ルネサス 中屋氏、「製品付加価値の向上と設計開発の効率化を行う」
ルネサス テクノロジ は10月22日、R&Dの取り組みについて記者説明会を開催した。製品技術本部長の中屋雅夫氏は、世界の半導体市場について、平均単価は低下するものの産業全体の成長は続くとし、製品価値を高めるため設計開発にかかるコストは増加傾向にあると説明。ハードウェアIPやマルチコアなど高機能化に対応したプラットフォームによる効率的で低コスト、短TATの設計開発を行う。R&Dについては売上高の15〜16%を投資し、2011年までにベトナム、中国、マレーシアを中心にR&D要員を海外で2000人まで増強してグローバル化を推進、地域ごとに分野を定め注力するとした。また、マイコンでは、2009年中にMRAM搭載フラッシュマイコンのサンプル出荷開始すると発表。SoCについては、モバイル、デジタルAV、自動車の重点3分野をさらにセグメント化してASSP製品の開発を進めるとした。(菅原健一)