「フィジカルIPから最適化」,ARMとIBMが32nm/28nm世代のSoC開発で協業する狙い

 英ARM Ltd.は,2008年10月21日に東京都内で記者会見を開催し,米IBM Corp.らと共同で,32nm世代/28nm世代のSoC(system on a chip)設計プラットフォームを開発する内容の詳細を明らかにした。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081021/159892/

半導体】ARM、IBMとのアライアンスで32/28nmプロセスSoCを開発
英ARMは10月21日、記者説明会を開催し、32/28nmプロセス採用のSoCを米IBMとのアライアンスで開発すると発表した。ARM フィジカルIPマーケティング担当副社長のThomas P. Lantzsch氏は、微細化による製品パフォーマンスを向上させる最新テクノロジーを提供するため、分業化しているバリューチェーンの再統合が必要と述べた。IBMとの共同開発では、32nmから28nmまで拡張可能なHigh-k/メタルゲートを用いたSoCテクノロジーによる競争力の高い製品化に繋げるとした。また、IBM Semiconductor Research and Development CenterのJaga Jagannathan氏は、微細化に伴うイノベーションの必要性を挙げ、32nmプロセスにおけるHigh-k/メタルゲート技術の重要性を強調。低電力向けでは、45nmプロセス比でパフォーマンスを30%向上させ、消費電力を40%削減できる。両社のコラボレーションにより、10月中に最初の32nm LPシャトル向け「Cassini」IPをマスクハウスにリリースすると述べた。詳細 は http://www.arm.com