ＮＥＣエレ　車載カメラ用ＬＳＩ　データ処理能力３倍に

NECEL

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200810160075a.nwc

NECエレら，価格1/5の車載向け画像認識用並列プロセサを投入（2008/10/15）
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081015/159589/
　NECエレクトロニクスとNEC中央研究所は2008年10月15日，車載向けの画像認識用並列プロセサの新版「IMAPCAR（アイマップカー）2」を2009年上期からサンプル出荷すると発表した（ニュース・リリース）。2011年以降の量産を想定する。処理性能を同社従来品に比べて3倍に向上させた高速品から価格を同1/5に低減した普及品まで4品種を揃え，高級車から普及車まで幅広く搭載できるようにした。

■NEC、処理速度向上や価格低減した品種をそろえた画像認識用並列プロセサ
http://www.edresearch.co.jp/mtb/0810/127.html ＞

NECEL、車載画像認識LSIで2015年に世界シェア40％へ
NECエレクトロニクス（NECEL）は10月15日、歩行者認識やナイトビジョン、標識・先行車認識を可能にする画像認識用並列プロセッサ4製品「IMAPCAR2-300/200/100/50」を発表した。16ビットRISC CPUにより128の演算ユニット（PE）を制御するSIMDモードのIMAPCARアーキテクチャを採用。さらにNEC中央研究所との共同開発によるマルチプロセッサモードを追加して、複数のタスクの同時実行を可能にした。第1世代の「IMAPCAR」で8ビット4命令同時実行だったPEの処理能力を16ビット5命令同時実行に拡大した他、PE間の通信強化と内部メモリのバンド幅を拡大し、データ転送能力を8倍に向上。コントロールプロセッサに浮動小数点ユニットを新たに追加し、演算能力を強化した。ハイエンドタイプのIMAPCAR2-300は第1世代比で約3倍となる270GOPSの処理性能を実現し、パッケージは28mm角の780ピンFCBGA。IMAPCAR2-100のサンプル価格は4000円。2009年上期より順次サンプル出荷する予定。IMAPCAR2-300は90nm、それ以外は55nmプロセスを採用しているという。同社では欧米、中国、インドなど世界規模でIMAPCAR2ソフトウェアのサポート体制を構築しており、「車載画像認識LSI事業で2015年に世界シェア40％、売上高200億円を目指す」（自動車システム事業部長 金子博昭氏）という。（池田敦）