ルネサス 伊藤会長、「2007年度の業績はほぼ横ばいに」

ルネサス テクノロジ 会長&CEOの伊藤達氏は5月10日、2006年度(2006.4〜2007.3)の業績と2007年度の事業戦略を発表した。2006年度の売上高は前年比5.1%増の9526億円、純利益は87億円で前年の25億円の損失から黒字に転換した。LCDドライバICとRF ICは減収だったが、MCUとSoCは増収で、全体では増収増益となった。2007年度は売上高9500億円、営業利益230億円を見込んでいる。マイコン事業とシステムソリューション事業は売上拡大を目指すが、フラッシュメモリ事業の縮小により業績はほぼ横ばいになる見通し。LCDドライバICとRF ICについては、事業の立て直しを進めていく。2007年度の設備投資額は、300mmウェーハ向けを2006年度の300億円から200億円に絞る。これにより、全体では700億円(2006年度は800億円)となる見通し。