アプリケーション・プロセサ,Ford社が情報通信システムで採用

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070216/127833/
 米Freescale Semiconductor社は,同社のアプリケーション・プロセサ「i.MX31(アイドット・エムエックス)」が米Ford社の車内情報通信/エンターテインメント・システム「Sync」に採用されたと発表した。Syncに関しては,2007年1月に開催されたデトロイト・モーターショーでFord社が既に発表している(関連記事)。自動車に持ち込んだBluetooth対応携帯電話機や携帯型音楽プレーヤーを,音声コマンドやハンドル上のコントロール・ボタン,カーオーディオなどで操作できるシステムで,米Microsoft社とFord社が共同開発した。

 動作周波数400MHzのi.MX31は携帯機器向けに設計されており,家の中や車内などを問わず,ユーザーにシームレスな環境を提供できるという。パワー・マネジメントやセキュリティ・マネジメント,DRM,画像処理技術など,携帯機器でビデオやオーディオ,3Dゲーム・コンテンツなどを処理するために必要な機能を備える。Freescale社のSmart Speed技術をベースとしており,低消費電力と高性能を両立させているとする。