3GHz DSP向けDC/DCパワーモジュールを発表

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は12月13日、出力電流10Aの非絶縁型DC/DCプラグインパワーモジュール「PTH08T240F」を発表した。パワーモジュールの過渡応答特性を最適化し、出力コンデンサの容量を最大1/8まで低減できる「TurboTrans」テクノロジーを搭載。これにより、3000μFと小さな容量の出力コンデンサを外付けするだけで、3GHz動作のDSPが要求する3%以内のコア電圧許容範囲に対応する。


日本TI、3 GHz DSPシステム向けに高速の過渡応答特性を備えた
   DC/DCプラグイン・パワー・モジュールを発表

POL電源システムにおいて出力の平滑コンデンサの容量を
 最高8分の1まで低減し、コストおよび基板実装面積の大幅な低減を
  提供するパワー・モジュール

日本テキサス・インスツルメンツは本日、高速の過渡応答特性、多機能、高性能とともに、出力電流10A(アンペア)を提供する非絶縁型DC/DCプラグイン・パワー・モジュール、『PTH08T240F』を発表しました。
この製品は3,000μF(マイクロファラッド)と小さな容量の出力コンデンサを外付けするだけで、TIの『TMS320TCI6487』をはじめとする最新の3GHz(ギガヘルツ)動作のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)が要求する、3%以内と厳しいコア電圧許容範囲に対応します。
また『PTH08T240F』は高性能DSP、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどを使用するPOL(ポイント・オブ・ロード、負荷に接近して配置される分散型電源)システムもサポートしています。

『PTH08T240F』は4.5V(ボルト)〜14Vと広い入出力電圧範囲で動作しA出力電圧1.8Vの場合に最高92%の電力変換効率を提供します。出力電圧範囲は0.7V〜2V(可変)です。
過電流保護、ならびにプログラマブルの電圧低下ロックアウト機能も搭載しています。さらに、『PTH08T240F』は過熱保護、on/offインヒビット制御、差動リモート・センス、1.5%以内の直流出力安定度などの特長も備えています。

本件に関する詳細は
http://www.tij.co.jp/news/sc/2006/scj_06_102.htm