Templeton社長、「最先端プロセスは自社生産で」

Texas Instruments(TI) 社長兼CEOのRichard K. Templeton氏は3月30日、最先端プロセス技術による生産は今後も単独で行う方針を明らかにした。現在、300mmウェーハによる最先端プロセスでは、工場建設費の高騰や技術開発の難しさから、各社とも他社とのアライアンスを含めた様々な対応策を検討している。しかし、Templeton氏は、「自社生産により製品の市場投入のタイミングを管理できる上、安定供給にもつながる」と語った。約30億ドルを投資した米テキサス州Richardsonの300mm工場では、2006年6月に設備の設置が完了する予定。同工場では、65nmプロセスを用いてワイヤレス、ブロードバンド、通信、デジタル家電向けの広範囲なDSPを中心に生産を行っていく。
詳細は Electronic Journal 2006年4月号