日立、東芝、ルネサス

日立、東芝ルネサスなど共同で次世代半導体の企画会社設立
 日立製作所東芝ルネサステクノロジの3社は18日、次世代半導体を共同生産するための企画会社を設立すると発表した。今月中に企画会社を設立、6月末までをメドに事業の採算性を見極める。次世代工場建設に必要な巨額の設備投資を分担する体制を作るためだが、採算性の判断次第では構想を断念する可能性もある。

 企画会社の社名は「先端プロセス半導体ファウンドリ企画」で、資本金は1億円。出資比率は日立が50.1%で、東芝が33.4%、ルネサスが16.5%。元NECエレクトロニクス副社長の橋本浩一氏(62)が社長に就任し、従業員10人体制でスタートする。

 企画会社では回路線幅が65ナノ(ナノは10億分の1)メートル以下の次世代半導体の製造を受託するファウンドリー事業の実現性を判断する。株主企業からの製造受託に加え、国内外の顧客を獲得した際の事業規模と採算性を判断する。


[2006年1月19日/日経産業新聞]


●独立ファウンドリの検討は日立が主導
 日立製作所東芝ルネサス テクノロジの3社は,独立ファウンドリの事業化を検討する企画会社「先端プロセス半導体ファウンドリ企画(Advanced Process Semiconductor Foundry Planning Co., Ltd.)」を,2006年1月中に共同で設立することを正式に発表した。企画会社の設立を検討していることは,既に明らかにしていた。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060118/112462/