ハイブリッド車の開発が急ピッチ

燃料電池車はどこへ
 カリフォルニア州のZEV規制に端を発した無公害車開発の本命は,電気自動車から燃料電池車へと移り,今はハイブリッド車の開発が花盛りである。燃料供給インフラを再構築しなくてはならない燃料電池車に比べ,ハイブリッド車は導入が容易である。航続距離も長い。発進・停止の多い都市部の利用では,燃費が非常に良くなる。

 おかげで水素を燃料に使う燃料電池車の開発ムードはこのところちょっと冷え気味だ。水素の貯蔵など技術的にも難しい課題が多く,しばらくはハイブリッド車に頑張ってもらって,実用化の目標時期は先送りしよう,という雰囲気が感じられる。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060112/112274/