「ソニー神話」の落日

 ソニーは金融事業で法人向けを手がけず、あくまでも個人向けに特化するスタンスを貫いてきた。「SONY」ブランドを支持する顧客の存在がその基盤だった。しかし、頼みのブランド神話が揺らいでいる。信用を重んじる金融事業を手放すという判断は神話崩壊を加速させかねない衝撃力を持つ。

 7月に発表された「企業ブランド知覚指数(PQ)」調査(日経リサーチ調べ)の結果が「SONY」ブランドの現状を象徴している。総合ランキングで2年連続首位だったソニーは一気に4位に落ちた。代わってマイクロソフトトヨタ自動車キヤノンが1、2、3位を占めた。

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=20050915aa004aa

ソニー、金融事業売却へ
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=2005091509535aa
ソニーの金融事業とは
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=20050915aa003aa