豊田通商、東芝と車載ソフト新会社、自動運転など対応

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO24040580Z21C17A1TJ2000
豊田通商東芝と車載ソフトを開発する新会社を12月に設立する。自動運転をはじめとした次世代技術の開発が加速するなか、車の電子制御に使うソフトの需要は伸びている。両社の技術やノウハウを生かし、自動運転車で使う画像を認識するソフトや、電気自動車(EV)で電池の劣化を予測するソフトなどの開発に取り組む。

新会社の資本金は約1億円で、豊通グループの電子部品商社であるネクスティエレクトロニクスと、東芝グループのソフト開発会社の東芝マイクロエレクトロニクスが出資する。豊通側の出資が51%、東芝側が49%となる見通しだ。

豊通は子会社を通じ車載ソフトの開発を強化しており、現在は約900人の開発担当者を2020年前後までに2500人まで増やすことを目指している。共同出資する新会社は東芝側の技術者を中心に約60人で事業を始め、2020年にも100人体制に増やす。