●トヨタが2020年に実用化する高速道路自動運転、ルネサスのマイコンとSoCを採用

ルネサス エレクトロニクスは、トヨタ自動車が2020年の実用化を目指す高速道路向
け自動運転システムに、車載コンピューティングプラットフォームのSoC(System on
Chip)「R-Car H3」と車両制御用マイコン「RH850」が採用されると発表した。デン
ソーが開発するECU向けに供給する。
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/im6/4L/5GT/1E/mn/articles/1711/01/news045.html

 「試作できても量産には使えないものがたくさんある。フラグシップモデルになら採用できるというハードウェアも、普及モデルに使うには怖いという声を聞く。開発時は大型のコンピュータや、NVIDIAIntelのコンピューティング技術でもいいだろう。最終的に、(NVIDIAIntelで)開発したアルゴリズムやAIを組み込み機器で動作させる時に何を使うかとなると、コストや信頼性、安全性の面から、ルネサスマイコンやSoCにインストールしたいと言っていただいている」(大村氏)

 大村氏は、会見で自動運転車の“普及”に貢献することを強調し、レベル2〜3の自動運転システムを搭載する普及モデルでの採用を注力していく方針を示した。「より高度な自動運転に関しては、コンピューティング技術を得意とする企業に切磋琢磨してもらう。そこで開発されたアルゴリズムやAIが当社製品にインストールされることが重要だ」(大村氏)。