豊田通商、トラック自動運転・隊列走行の実用化に向けた実証事業に参画
http://response.jp/article/2016/09/13/281723.html?gp=1_email_20160913

トヨタ、先端技術の共同研究テーマを募集…半導体やロボットなど
http://response.jp/article/2016/09/13/281717.html?gp=1_email_20160913

◆“自動運転”だけじゃない! ベンツ新「Eクラス」(ネットで読める! 日経トレンディ「WHAT'S NEW」)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/032500047/090800042/?ref=ml_d

◆ドイツで試乗した「ミラーなしの車」のすごさ(ビジネス・ウォッチ from日経ビジネスオンライン
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/090200078/090200007/?ref=ml_d



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今週のコラム「創造主,母の怒り」
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 皆さんは2012年7月、ロンドン五輪の直前に太陽で巨大な爆発、フレアが発
生し,もしかしたら地球に大変な被害をもたらしていたかも知れなかったこと
をご存じでしたか。ただ幸いにも地球とは反対方向に発生したため事なきを得
ました。

 地球の磁場を乱し、通信障害や停電など私たちの生活を脅かす太陽フレア
すが、実は地球生命の誕生に影響していたという論文が今年5月に発表され、
注目を集めているようです。

 地球で初めての生命は、およそ40億年前に海で誕生したと考えられています
が、それには2つのナゾがあったとか。1つめは、生まれて間もない地球になぜ
水が固体ではなく液体で存在することができたのか、ということ。

 40億年前というと、太陽は誕生初期のために現在と比べて70%くらいのエネ
ルギーしか発していなかったそうです。このような条件では地球の温度は0℃
以下で氷惑星のはずだったというのです。

 2つめは、生命そのもの。生物のDNAやRNAの基となる窒素ですが、窒素は分
子の状態では結合力が強いため、他の元素と反応することが無いそうです。し
かし当時の地球には窒素は分子での状態でしか存在しておらず、タンパク質な
どはできたはずがないとのこと。

 この2つのナゾの答えが、誕生初期の太陽が起こしたフレアにあったのです。
巨大なフレアによって強力なエネルギーが何度も地球に直撃した場合をシミュ
レーションした結果、窒素分子が原子に分解されることがわかったそうです。

 そして大気中の二酸化炭素やメタンなどと反応し、様々な窒素化合物ができ、
これらの化合物からDNAやRNA、タンパク質が作られ生命が誕生していきました。

 また、化合物の中に亜酸化窒素があったことも重要だったようです。亜酸化
窒素は、温室効果ガスの一種だそうですが、温室効果二酸化炭素に比べ300
倍にも及ぶそうです。こうして地球が温められ、水が液体で存在することがで
きたのです。

 こうしてみるとまさに母なる星、太陽。最近では太陽フレアがいつ起こるか
を予測する研究が進められていますが、このまま怒らずに優しい「母」のまま
でいて欲しいものです。【愛