NXP、車載ネットワーク関連の説明会を開催

NXP Semiconductorsは4月11日、車載ネットワーク関連製品などに関する説明会を
開催し、同製品分野における今後の製品戦略を説明した。車載ネットワークには現在、
CANやFlexRayが用いられているが、今後はより速い通信速度のネットワークへのニー
ズが高まるものと分析。2011年11月、米Broadcomと車載ネットワーク(IVN)
Ethernet技術「BroadR-Reach」のライセンス契約を締結しているが、今後はこの車
載用Ethernet技術の普及が進むものと予測している。自動車用Ethernetの普及拡大を
目的に設立したオープンアライアンスは、4か月で30社以上が会員になったという。
同社では今後、開発するすべての車載用Ethernet製品に独自のSOIプロセス技術
「ABCD9」を採用し、2014年頃に製品をリリースする方向で開発を進める。また、48V
へと電源電圧の移行を進める自動車業界を支援する製品として、60V FlexRayトラン
シーバ「TJA1081B/1083/1085」を発表した。いずれも、EPL V3.0.1およびJASPARに準
拠しており、ギャップフリー低電圧検出機能を有する。1081Bは2012年第2四半期に提
供を開始する他、残り2製品は2012年中の提供開始を予定している。