名城大 赤崎教授、第25回京都賞を受賞

財団法人稲盛財団は6月19日、第25回京都賞の先端技術部門において、名古屋大学 特別教授で名城大学 教授の赤崎勇氏が受賞したと発表した。赤崎氏は1985年に青色LEDにおけるGaN系pn接合に関する研究において、低温で緩衝層を形成したサファイア基板上にGaNを成長させ、品質が格段に向上することを見出した。89年には高品質のGaN結晶にマグネシウム原子を導入し、電子線を照射することで結晶がp型化することを発見。この手法を用いてGaNのpn接合を実現し、青色LEDの動作可能を実証するなどの功績が評価された。授賞式は11月10日に国立京都国際会館で行われる。