【決算】東芝が通期2800億円の営業赤字へ,半導体が足引っ張る

 東芝は2009年1月29日,2008年度第3四半期の決算を発表した。売上高は2008年4〜12月の9カ月累計で対前年同期比10%減の4兆9841億円,営業損益は1823億円の赤字となった。2008年度通期(2008年4月〜2009年3月期)では売上高が同13%減の6兆7000億円,営業損益は過去最悪となる2800億円の赤字に陥る見通し。2008年10〜12月期の落ち込みが顕著であり,中でも半導体事業が足を引っ張った。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164870/


●【続報】NANDの微細化に賭ける東芝,32nm品を9月から出荷
 東芝は,システムLSI事業とディスクリート事業の分社化を検討する一方,社内に残すメモリー事業については「競争力の源泉となるNAND型フラッシュの微細化に注力する」(代表執行役社長の西田厚聰氏)意向である現行の43nm品に続く32nm品の出荷を「業界に先駆けて2009年9月に開始する」(同氏)という。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164865/


●【続報】東芝が国内LSIメーカーとの事業統合を検討,「“弱者連合”にはならない」
 東芝代表執行役社長の西田厚聰氏は1月29日の経営方針説明会の中で,システムLSI事業とディスクリート事業について,分社化のうえで国内LSIメーカーへ事業統合を働きかけるニュアンスを強くにおわせた。「(事業統合にかかわる案件では)これまでは他社からの話があったら検討するという姿勢だったが,そうは言っていられない状況がきた」(同氏)という。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164863/


東芝,システムLSIディスクリート事業の分社化を検討,「日本の業界再編を積極的に仕掛ける」
東芝は,不振が続く半導体事業のうち,システムLSI事業とディスクリート事業について,分社化を検討することを明らかにした。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164843/

半導体誤算、東芝曲がり角 赤字2800億円、分社化検討
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200901300098a.nwc


●【決算】NECエレは通期で550億円の営業赤字へ,今後2年間で800億円の固定費を削減
 NECエレクトロニクスは2009年1月29日,2008年度第3四半期(2008年10〜12月期)の決算を発表した。売上高は四半期ベースで過去最低となる1273億円,営業損益は162億円の赤字に陥った。第4四半期(2009年1〜3月期)はさらに業績が悪化する見込みであることから,通期の営業損益見通しを550億円の赤字に下方修正した。2008年10月の時点では10億円の営業黒字を予想していた。通期の売上高も前回予想の6600億円から5550億円に下方修正している。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164861/

NECエレクトロニクス,「他社との経営統合を検討」,富士通も同様の方針示す
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090130/164874/



●【決算】STは純損失3億6600万ドル,従業員4500人削減へ
 伊仏合弁のSTMicroelectronicsはスイスで現地時間2009年1月27日,2008年第4四半期と通期の決算を発表した。第4四半期の売上高は22億7600万米ドルで前年同期の27億4200万米ドルに比べて17%の減収。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164796/


●【決算】Qualcommは前年同期比で増収減益,通期の売り上げ予想を下方修正
 米Qualcomm Inc.は,2009会計年度第1四半期(2008年10月〜12月)の決算を米国時間2009年1月28日に発表した。GAAPベースでは,売上高は25億1700万米ドル。前年同期と比べて3%増加したが,前期からは25%減少した。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164783/


●中根レポート:TSMCの2008年4第四半期決算より:2009年第1四半期は驚
きの大幅営業赤字見通しを提示
 2009年1月22日,台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.(TSMC)が台北で説明会を開催し,2008年第4四半期業績を発表した。以下,会社側の2009年第1四半期見通しとCEOのRick Tsai氏のコメントを記す。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090129/164850/


●中根レポート:非常事態続くファウンドリ業界,2001年のハイテク・バブル崩壊を超える業況悪化へ
 ファウンドリ業界は非常事態が続いている。2008年12月も台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.(TSMC),台湾United Microelectronics Corp.(UMC)は,対前月比(以下MOM)でそれぞれ30%,20%を超える大幅減収で,アプリケ−ション,顧客の事業形態(IDM/ファブレス)を問わず,ファウンドリ需要の急減が続く。受注産業であり基本的に在庫を作らないファウンドリ企業の稼働率は,1.5〜2カ月程度のラグはあるものの,実需と連動する。TSMC,UMCともに足元の稼働率は50%を大きく下回る水準と見られる。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090129/164848/

●「存在意義が明確でなければ,生き残れない」,日本AMDが2009年の事業方針説明会
 日本AMDは,1月29日に東京で報道機関を対象にした2009年の事業方針説明会を開催した。最初に登壇したのは,2008年10月1日付けで社長に就任した吉沢 俊介氏である。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090129/164852/