丸文とFreescale,姫路で自動車開発の技術支援を開始

http://www.semiconductorjapan.net/newsflash/semicon/081212_04.html
http://www.freescale.co.jp/pressrelease/article.php?id=435
丸文とFreescale、姫路に自動車開発支援用拠点を開設
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/12/11/055/

■丸文/Freescale、姫路で車載向け協業サポートを開始
丸文と米Freescale Semiconductorは12月11日、兵庫県姫路市で同市内に開設する車載システム開発の協業サポート拠点に関する記者説明会を開催した。サポート拠点の名称は「丸文 姫路カーエレクトロニクス(CE)オフィス」で、2009年1月5日より支援業務を開始する。基本的に丸文が業務を担当し、Freescaleがバックエンドでフォローする。両社の車載向け協業サポート拠点としては、3月に設立した「丸文 宇都宮CEオフィス」に次いで今回で2か所目。「拠点の詳細はまだ答えられない」(丸文常務 デバイス事業担当 水野象司氏)としながらも、Freescale製の8〜32ビットMCUを搭載したECUの開発を中心にハードウェア/ソフトウェアの技術者が常駐し、MCUの評価基板や不具合の解析装置などが設置される予定。パワートレイン、シャーシ、エアバッグのアプリケーションに特化して、複雑化しているECUや車載ソフトウェアの開発を支援し、開発期間の短縮に貢献する。今回の拠点開設は、第一義的には三菱電機 姫路製作所が開発している車載システム向けの強化が目的だが、今後は西日本地域の国内自動車メーカーも開拓する方針。「姫路地域の車載向けビジネスは、今後数年で倍に拡大する見込みである。さらに地域の大学との産学連携により、車載半導体の技術者育成にも貢献していきたい」(フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン社長 高橋恒雄氏)という。また、丸文 社長の佐藤敬司氏は、「Freescaleとの販売代理店契約は今年でちょうど25年。同社との協業はプラス成長を維持しており、今年も100億円の売上を達成する見通し。今後の厳しい経済環境でも、むしろ積極的に攻める時期と考えた」と語った。詳細はElectronic Journal 2009年1月号(池田敦)