車両全周囲の見たい所をリアルタイムで表示する映像処理技術を開発

 (株)富士通研究所は、ドライバーの視界補助向けに車両全周囲を見やすくリアルタイムで表示する映像処理技術を開発した。車両の周囲に4つのカメラを設置し、車両周囲のカメラ映像を仮想的な3次元の立体曲面に投影することで、見たい所を見たい視点で表示した映像を確認することができる。この技術により、たとえば駐車時には路面以外に周囲の人、車の状況を確認できるなど、多様な運転シーンにおいて、ドライバーは注意が必要な車両周囲の状況を、一つの映像で瞬時に認知し把握することが可能となる。
http://www.gicho.jp/cgi/gmaga/gmaga.cgi?20081120-04

富士通研究所,車両周辺をさまざまな視点から俯瞰できるシステムを開発
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081118/161417/?ST=AT


欧州の車車間通信システムのプロトタイプを開発
 日本電気(株)と独NEC欧州研究所は、路側インフラを中継することなく車同士が直接情報を交換できる、車車間通信システムのプロトタイプ『LinkBird-MX』を開発した。同システムは、車の現在位置情報を他の車に通知するだけでなく、その位置情報を元に情報の伝送経路をリアルタイムで変更する機能や、複数の車を中継した通信も実現する。また、欧州での車車間通信システムの実現を目指すコンソーシアム『C2C-CC』において、主要自動車メーカー5社の実証実験に採用されている。
http://www.gicho.jp/cgi/gmaga/gmaga.cgi?20081120-11