三洋電機、車載用LSI・オーディオ関連一体に

 三洋電機は23日、車載用デジタルチューナーシステムの新製品を開発したと発表した。CD関連のLSI(大規模集積回路)とチューナー・オーディオ処理用LSIを1つにまとめたのが特徴で、基板を小型化できる。2009年1月にサンプル出荷する。
 新製品「SDRCDS500」は選んだ周波数の信号を一定周波数に変換するフロントエンドLSIと、フロントエンドから送られた信号を音声信号に変換するバックエンドLSIのセット。バックエンド部分にCD関連機能を取り込み、30ミリメートル×40ミリメートルの基板スペースを削減した。FM・AMラジオ部分では検波処理以降をデジタル処理することで受信精度や受信感度を向上できるようにした。
[2008年7月24日/日経産業新聞]


三洋半導体、車載用デジタルチューナシステムを発表
三洋半導体は7月23日、CD/チューナ/オーディオ処理機能を1パッケージ化した車載用デジタルチューナシステム「SDRCDS500(Sanyo Digital Radio CD System 500)」を発表した。SDRCDS500は、選んだ周波数の信号を一定の周波数に変換するフロントエンドLSI「LV25450PW」と、フロントエンドからの信号を音声信号に変換するバックエンドLSI「LC75045PE」の2チップで構成される。バックエンド部については、CD制御/圧縮オーディオ信号デコード用LSIと、チューナ/オーディオ処理用LSIを1パッケージ化することによって部品点数を削減し、基板の省スペース化や設計工数の省力化、ハード/ソフト設計の効率化を可能にした。省スペース化はEMIノイズ対策にも有効という。この他、検波以降の処理をデジタル化することによって、受信精度の向上や受信ノイズの低減を実現。WMA/MP3/AACのデコード処理にも対応している。パッケージはLV25450PWがSQFP64、LC75045PEがQFP256J。サンプル価格は2400円。2009年1月にサンプル出荷の予定。詳細は http://www.sanyo.co.jp