沖電気、半導体事業を分社化しロームに株式譲渡

沖電気工業は5月28日、経営説明会において半導体事業を分社化しロームに株式譲渡することで基本合意に達したと発表した。沖電気半導体事業を「(株)OKIセミコンダクタ」(仮称)として分社化し、100%子会社とした上で、設立予定の10月までに発行済み株式の95%相当をロームに譲渡する。譲渡価格は、両社が合意した株式価値900億円(100%相当)を基礎とし、分割期日時点で別途合意した調整項目を加除して決定する。新会社の資本金は200億円で、社長には沖電気の北林宥憲氏が就任する予定。宮崎沖電気や宮城沖電気など同事業関連の全ての子会社は、OKIセミコンダクタの子会社となる。沖電気 社長の篠塚勝正氏は、「譲渡先の候補は数社あった。ロームを選択した理由は、当社の低消費電力や小型実装技術などの独自性が、ロームの製品群と相互補完できる関係にあったため」とした。詳細はElectronic Journal 2008年6月号(縣政光)

OKI、半導体事業を分社化 - ロームとの株式譲渡に基本合意
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/05/28/040/

沖電気 ローム半導体売却 投資負担重く
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200805290077a.nwc

●OKI,半導体部門の分社化とロームへの株式売却を正式発表
 OKI(沖電気工業)とロームは,OKIが半導体部門を分社化し,その株式の95%をロームに売却することで基本合意を交わした。OKIが,5月28日の経営方針説明会の場で発表した。6月末のOKIの株主総会を経て,正式に契約する。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080528/152536/

●OKI,ロームへの半導体事業売却に関する報道にコメント
 OKI(沖電気工業)は,ロームへの半導体事業売却に関する5月28日付の一部報道に対するコメントを発表した。「半導体事業については,全社の構造改革の“選択と集中”という方向の中でさまざまな検討を進めているが,報道されたような決定事項は現時点でない」(同社広報室)と言う。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080528/152496/