三洋、2007年度上期の当期利益は160億円で黒字に転換

三洋電機は11月28日、2007年度上期(2007.4〜9)の売上高が前年同期比0.4%減の1兆914億3800万円になったと発表した。当期利益は159億8100万円で、前年同期の36億1800万円の損失から黒字に転換した。部門別に見ると、コンポーネント部門の売上高は同6.7%増の4720億2600万円で、このうち半導体が同8.1%減の871億9100万円、電子部品が同6.6%増の614億6200万円、太陽電池が同18.3%増の341億7100万円となった。2007年度通期の全社売上高は2兆2300億円、当期利益は200億円を見込んでいる。この他、2008〜2010年度までの中期経営戦略「チャレンジ1000」を発表。2010年度までに売上高2兆2500億円、営業利益900億円を必須目標とし、チャレンジ目標として営業利益1000億円以上を目指す。また、1000日(3年間)で全ての継続事業の収益事業化に取り組む。部品事業群へは3年間で約3500億円を投資し、このうち約70%を2次電池太陽電池、電子部品に集中投資する。