ソニー、デジタル放送などの著作権保護に対応した車載用IC開発

 ソニーはデジタル放送などの著作権保護機能「HDCP」に対応する車載用ICを開発した。カーナビゲーションシステムなどに画像転送するトランスミッターと、レシーバーの2種類のチップ。映画コンテンツなどを複製できないよう送信側で暗号化し、受信側で元に戻す。2009年中に量産する。
 送信側のトランスミッターの型番は「CXM4017R」で受信側のレシーバーが「CXM4018R」。ソニーが開発した「GVIF」と呼ぶシリアル転送のインターフェースを採用した。RGBの信号を一本の細い通信線で結べるため、DVDプレーヤーとディスプレーを設置する場所の自由度が高まる。
[2007年9月27日/日経産業新聞]