ルネサス 三木氏、「2011年に車載用半導体の売上高を2倍に」

ルネサス テクノロジ システムソリューション統括本部 自動車事業部 事業部長 三木務氏は12月14日、今後の自動車事業の展開について語った。同社は車載用半導体の世界市場で4位に位置し、国内の車載用MCUでは各用途でシェアトップを獲得している。国内市場に比べ、海外市場ではまだ成長の余地が多く、今後の事業拡大には海外市場での伸長が鍵となる。また、同分野では自動車メーカーによる半導体メーカーの選定が進んでおり、電装メーカーを含めたトータルバリューチェーンでの連携が不可欠という。同社では、自動車向けの各種標準化規格への積極的な参画や、自動車メーカーの世界展開に合わせたグローバルオペレーションによる顧客密着サポートなどにより、パートナーシップの深化に努める。「これらに加え、幅広い製品展開や高い品質管理などにも取り組んでおり、将来的に車載用半導体の世界市場でトップを狙う。まずは、2007年3月期に約1300億円が見込まれる車載用半導体売上高を、2011年に2倍となるよう目指す」(同氏)。詳細は Electronic Journal 2007年1月号 (佐藤秀文)

「日本一から世界一へ」,ルネサスが自動車事業説明会で気勢を上げる
 ルネサス テクノロジは,12月14日に本社で報道機関を対象にした「自動車事業説明会」を開いた。同社の自動車向け半導体の売上高は現在約1300億円/年で,「5年後の2011年度には2倍の売上高を達成する」と宣言した。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061214/125449/