カーナビに安全情報、来春から首都高で試行

 国土交通省は高速道路での事故防止や運転者の利便性向上に向け、車載器(カーナビ)に安全運転情報などを無線で随時提供する新サービスを2009年度にも全国展開する。見通しの悪い急カーブの先や合流地点の混雑状況などの情報を映像や音声で流し、ドライバーに注意を促す。来春までに車載器と道路アンテナの規格・仕様を官民共同で統一し、首都高速道路で試行を始める。
 新サービスは高速大容量通信が可能な無線技術を使って、道路脇に設置したアンテナから車載器に無線で情報を送る仕組み。走行ルートの渋滞情報や、パーキングエリアでのインターネット接続なども提供する。
[2006年10月28日/日本経済新聞 夕刊]