日本TIが電源向けDSP発売、16チャネルを1チップで制御

 日本テキサス・インスツルメンツ(TI)は、スイッチング方式の電源回路を最大16チャネル同時にデジタル制御できるDSP「TMS320F28044」を発売した。DSPコアは32ビットの固定小数点コア「TMS320C28x」を採用。動作周波数は100MHz、処理性能は100MIPSである。ただし、16チャネルの制御に対応できるのは、DSPコアの処理性能を高めたからではない。「電源のデジタル制御には、変換速度の高いA-D変換器と時間分解能の高いデジタルPWM信号発生回路が必要だ。そこで今回は、これらを16個ずつ搭載した」(同社)。
http://www.eetimes.jp/contents/200610/11833_1_20061013195153.cfm?xFOe8998E928KkEiisa2