NECEL、トヨタ/デンソーと共同で車載向け画像処理LSIを開発

NECエレクトロニクス(NECEL)は8月25日、トヨタ自動車デンソーと開発した車載向け画像処理LSI「IMAPCAR」を発表した。128個の演算ユニットの並列処理を行うことにより、100GOPSの処理能力を実現。画像認識機能の全てをソフトウェアで構成し、機能の追加や変更が容易に行える。また、0.13μmプロセスを採用し、2W以下の低消費電力を実現した。サンプル価格は2万円。IMAPCARは、今秋に発売予定のトヨタの“レクサス”ブランド「LS460」に搭載される。トヨタ独自の「プリクラッシュセーフティ機能」により、歩行者や白線、先行車などの立体物の距離や移動速度を検知し、ドライバーへの警報や衝突被害軽減のための制御を行い安全性を向上させる。現在、IMAPCARを採用しているのはトヨタのみだが、「国内外の自動車メーカーに販売し、2007年度半ばに月産1万個を目指す」(第4システム事業本部 自動車システム事業部長 宮路吉朗氏)という。詳細は Electronic Journal 2006年9月号(伊藤信博)

NECが車載向け画像認識用並列プロセサ,トヨタが今秋発売のレクサスに搭載
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060825/120448/


NECエレ、100GOPSの車載向け画像認識用並列プロセッサを発売(8/25)
http://www.edresearch.co.jp/mtb/0608/128.html

NECエレが自動車のモータ制御向け最上位32ビットマイコン(8/24)
http://www.edresearch.co.jp/mtb/0608/115.html