ワンセグ対応、カーナビ急ぐ・パイオニアなどソフト無償配布

http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=2006032007645fa
 携帯機器向けの地上デジタル放送「ワンセグ」の4月1日開始を前に、カーナビゲーション各社が対応を急いでいる。最大手のパイオニアと2位の松下電器産業は既存の車載テレビでワンセグを見られるソフトの無償配布を開始。今後発売する新機種も原則受信可能にする方針だ。すでに携帯電話各社は対応製品を発売しているが、カーナビやゲーム機メーカーもワンセグの需要創出効果に期待して走り出した。

 市販カーナビの国内市場で約3割のシェアを持つパイオニアは24日から、自動車用の地上デジタルテレビチューナーのユーザーに対し、更新ソフトを1日最大6回、放送波を使って送信する。利用者がダウンロード(取り込み)設定をして電源を入れておけば、ソフトが自動的に組み込まれ、ワンセグを視聴できるようになる。

[2006年3月21日/日本経済新聞 朝刊]