EDA●「住みながら改築」,松下の「UniPhier」浸透法
 松下電器産業が約1年前に発表した,SoCの効率化設計手法「UniPhier」。ソフトウェアの再利用性を上げるためにハードウェアの種類を制限し,さらにソフトウェアやハードウェアのモジュールの各種インタフェースを規格化する。発表当社は,他社の現場の技術者から「そんなことはうち(自分の会社)でもやっている」と言われていたが,全社レベルで徹底して実施することは,それほど簡単ではない。「本当にディジタル家電向けSoCはすべてUniPhierベースで設計するのか」と,気にしている技術者は少なくない。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050825/107933/

EDA●NECエレ,オンチップ・バラつき考慮のタイミング解析ツールを共同開発
 米Incentia Design Systems, Inc.は,NECエレクトロニクスが90nm ASICのサインオフ・タイミング・アナライザとして, Incentiaの「TimeCraft」を選定したと発表した。今回, 90nm以降のチップ向けに,チップ上の位置によって特性がバラつくことを考慮できる新機能を両社が共同で開発した。これで「ワースト・ケース設計」に代表される,過剰な設計マージンの緩和をねらう。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050825/107932/

EDA●ソニー・グループ,東芝IBMがCellの詳細仕様を公開
 ソニーソニー・コンピュータエンタテインメントSCE),東芝,米IBM Corp.は,次世代マイクロプロセサ「Cell」の詳細仕様を公開した。Cellに搭載したPower系CPUコア「PPE」や信号処理プロセサ「SPE」の命令セット・アーキテクチャ(ISA),各CPUコア間でのデータ転送のためのDMAコマンド,C言語上でのイントリンジックの扱いなどについて,合計5つの技術文書をPDF形式でダウンロード可能にした。ページ数は5つのファイル合計で700ページ以上に上る。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050825/107912/