DIS向けマルチコアプロセッサ「Vybrid」を発表

米Freescale Semiconductorは6月20日、Freescale Technology Forum Americas 2012
(FTF Americas 2012)に関する記者説明会を開催し、車載向けの非対称マルチコア
プロセッサ「Vybrid」を発表した。ドライバーインフォメーションシステム(DIS)
が主要ターゲットで、カーラジオやエントリーレベルのインフォテインメントシステ
ム、再設定可能なグラフィックメータークラスタなどに最適としている。独自のデュ
アルコア(ARM Cortex-A5/M4)アーキテクチャを採用しており、マイコンMPUの両
タスクを1チップで処理しつつ、850DMIPを超える性能を発揮。車載向けアプリケーショ
ンソフトウェアやハードウェアリファレンスを含む包括的なエコシステムを取り揃え
ており、開発負担の軽減も可能という。この他、統合ビデオADコンバータにより1つ
もしくは複数のアナログカメラとの直接接続が可能。一般向けのサンプル出荷や開発
ツールの提供は2013年初頭開始の予定としている。