【半導体】Freescale CEO Beyer氏、「スマートメーターは半導体で重要な分野」

米Freescale Semiconductor CEOのRich Beyer氏は9月9日、フリースケール・テクノ
ロジ・フォーラム・ジャパン(FTF Japan)2009において、スマートメーターを「半
導体で非常に重要な分野に位置づけている」と語った。「今後、センサ、コントロー
ラ、通信プロセッサなど様々なICに広がっていくだろう。電力会社側も非常に複雑
なITシステムを立ち上げてスマートメーターを管理していかなければいけないため、
大きなビジネスチャンスになる」との認識を示した。(藤村顕太朗)

半導体】Freescale/デンソー/TRW、「DSIコンソーシアム」を設立
米Freescale Semiconductorは9月9日、デンソー、米TRW Automotive Holdingsととも
に高速通信バス規格「Distributed Systems Interface」(DSI)の開発・普及を目指
す「DSIコンソーシアム」を設立したと発表した。DSIは、自動車内のセンサとエアバッ
グ電子制御ユニット(ECU)を結ぶ通信規格で、今回新たに「DSI 2.5」を開発。今後
は「DSI 3.0」の開発も行っていく。「安全と環境を両立させ、自動車メーカーの発
展と競争力強化に貢献したい」(フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン オー
トモーティブ マーケティング部長 遠藤千里氏)としている。(藤村顕太朗)

半導体】Freescale、組み込み向け低消費電力デュアルプロセッサを発表
米Freescale Semiconductorは9月9日、組み込み向けデュアルコアプロセッサ「QorIQ
P1022」を発表した。45nm SOIプロセスをベースとし、600MHz〜1GHzの「Power
Architecture」に基づくコアを2つ搭載。1GHz動作で3W以下の低消費電力を実現する。
「待機時の消費電力が最もシビアなOAやインダストリアル機器などをターゲットにし
ている」(フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン マーケティング本部 ジェネ
ラルマネージャー 伊南恒志氏)という。(藤村顕太朗)

半導体】Freescaleの「i.MX515」をシャープがインターネット端末に採用
米Freescale Semiconductorは9月9日、「ARM Cortex-A8」を搭載した「i.MX515プロ
セッサ」が、シャープのモバイルインターネットツール「NetWalker PC-Z1」に採用
されたと発表した。これにより、約10時間の長時間駆動とともに、低消費電力などを
実現できる。i.MX515プロセッサには、専用ハードウェアベースのビデオアクセラレー
ションブロックや先進のパワーマネージメント機能などが搭載されている。詳細は
http://www.freescale.co.jp

半導体】Freescaleの「PowerQUICC」をNECLTE基地局システムに採用
米Freescale Semiconductorは9月9日、通信プロセッサ「PowerQUICCがNECLTE
地局システムに採用されたと発表した。PowerQUICCは、基地局システムの制御系プロ
セッサとして、必要な周辺機能やインターフェースを1チップに搭載している。今回
採用されたのは、1.5GHz動作の「e500コア」を2つ搭載した「PowerQUICCIII
MPC8572E」。これにより、基地局の低コスト化と低消費電力化を実現できる。詳細は
http://www.freescale.co.jp