●米OmniVisionが車載カメラに向く高感度のCMOSセンサを開発

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090422/169187/?ref=ML

OmniVision、世界最高感度の自動車用イメージングSoCを発表
米OmniVision Technologiesは4月22日、自動車用イメージングSoC「OV7960/7962」を
発表した。感度が12V/lux・sと低照度環境でも明るい画像を得られるのが大きな特徴
で、色再現性にも優れる。「CMOSとして世界最高の感度。CCDを超えた」(日本法人
社長 薄井明英氏)という。画素サイズは6μm角、有効画素数は768×576画素、ダイ
ナミックレンジは60〜73dB、消費電力は3.3V、225mW。光学系サイズはNTSC信号方式
が1/4型、PAL信号方式が1/3型となっている。−40〜105℃と広い温度範囲を持ってお
り、車載用の規格AEC-Q100を8月に取得する予定。OV7960は、Front-Side
Illumination(FSI)型「OmniPixel3-HS」アーキテクチャとして構築されており、競
合するCMOS製品よりも最大で50%小さいAutoVision CSP(aCSP)パッケージを採用し
ている。パッケージサイズは6.67×7.12×0.71mmと従来の9mm角より小さく、世界最
小という。車載ディスプレイ用途としてはリアビューなど、車載マシンビジョン用途
としてはブラインドスポットディテクションなどを想定している。(藤村顕太朗)