●車載向けディスプレイ市場が急成長,2015年の売上高は24億米ドルに

 米DisplaySearchは,自動車販売の不振にも関わらず,中小型ディスプレイ市場において車載向けディスプレイが急速に伸びていると発表した。車載向けディスプレイは,中小型ディスプレイ市場の中で出荷枚数,売上高ともに,急速に伸びている用途の一つという。DisplaySearch社が予測する2009年の車載向けディスプレイの出荷枚数は1億7530万枚。これが2015年までには2億3110万枚まで増加すると予測する。売上高は2009年に17億7000万米ドル,2015年に24億米ドルに達すると予測する。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090317/167348/


2009年の車載用ディスプレイ市場は1億7530万枚に
DisplaySearchは3月16日、2009年の車載用ディスプレイ市場が1億7530万枚、金額ベースで17億7000万ドルになる見込みと発表した。2015年には2億3110万枚、金額ベースでは24億ドルに達する見通しで、中小型分野では携帯電話メインディスプレイに次ぐ大きなアプリケーションになるという。このうち、ナビゲーション用などの車載用モニタパネルは2009年が1660万枚、10億3000万ドルに対して2015年には3440万枚、15億6000万ドルになると予測。特に、7.0型パネルのシェアは枚数ベースで2009年の40.5%から2015年には46.2%に拡大、金額ベースでも45.7%から52.2%まで増加するとみている。また、2009年には、車載用モニタのうち41.1%にタッチパネルが採用されると予想している。主要LCDメーカーはシャープと東芝松下ディスプレイテクノロジーで、枚数ベースでは両社で2/3のシェアを占めているが、2008年にはオプトレックスやエプソンイメージングデバイスが急激にシェアを伸ばしている。