三洋の携帯事業売却、11日にも京セラと基本合意へ

 経営再建中の三洋電機は、京セラに携帯電話機事業を売却することで11日同社と基本合意し、同日にも発表する。三洋は不振の携帯電話事業を切り離して経営再建を加速、京セラは北米に販路を持つ三洋の事業を取り込み海外事業を強化する。国内携帯電話機メーカー同士の事業統合は初めて。年内の最終合意をめざす。
 京セラは今後、三洋の携帯電話事業の資産査定を本格化する。京セラは700億円の買収額を三洋に提示したもよう。資産査定次第で買収額が下がる可能性もある。
[2007年10月11日/日本経済新聞 朝刊]