マルチコアSoC向け並列化コンパイル技術の実力を,日立,ルネサス,早大が披露

 早稲田大学日立製作所ルネサス テクノロジは31日に都内で報道機関向け説明会を共同で開催し,デジタル家電用マルチコアSoCに向けた並列化コンパイル技術の開発成果を披露した。オーディオ・ストリームの圧縮プログラムを,4プロセサ構成のSoCで並列処理したところ,1プロセサの場合に比べて3.4倍の高速化を達成した。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070531/133484/


早大/日立/ルネサス、自動並列化技術によるマルチコア技術を開発
早稲田大学日立製作所ルネサス テクノロジは5月31日、高性能な情報家電ソフトウェアの開発期間短縮に貢献するマルチコア技術を開発したと発表した。複数のプロセッサコアを搭載し並列動作させることで性能を向上させるマルチコアプロセッサ技術、並列化コンパイラ技術、並列処理プログラミング技術(API)で構成される。今回、4つのプロセッサコアを搭載したシステムLSIおよび自動並列化コンパイラAPI解釈系を試作、オーディオ圧縮プログラムで性能評価を行った。1つのプロセッサコアでプログラムを実行させた場合に比べ、処理速度は3.4倍の高速化を確認できたという。詳細はhttp://japan.renesas.com